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ラオカイ・14年ぶりのベトナム

また1ヶ月近く更新せずすみません。こんなことでは、いつこの旅が終わるのか・・・・・・。

中国からベトナムへは、橋を歩いて渡っていく。橋の真ん中が国境か。早くもベトナム観光を終えた中国人たちがたくさん中国に入り、また、菅笠をかぶったベトナムの労働者たちも多数、中国に向けて歩いていた。逆に、ベトナムに向かう人間は多くない。

b0033537_1481145.jpg橋を渡ったところにあるベトナム出入国管理事務所(?)。ここで入国手続きをする。パスポートチェックだけで、ちょっと心配だった帰国用航空券提示も促されず、税関もノーチェックで、無事に入国できた。時間が早いせいか閑散としていた。
イミグレの中に入り込んできている客引きが、うにょうにょと下手な英語でうるさい。中国語しか喋れないと言うと、中国語で返してくるところはさすが。イミグレに銀行はなく、客引きたちが「あっちだ、こっちだ」言うのに散々振り回され、結局、銀行はイミグレの左、道路を渡ったところにあった。


b0033537_1413919.jpgユニオンバンク? なんたら農業銀行、である。ここで手持ちの中国元をベトナムドンに換えた。金平でもっとお金が必要かと思って多めに換えてあったので、元→ドンだけでこの場は大丈夫そうだった。
手持ちの元の束から200元だけよけて、残りをドンに。あ、この200元ですか、これはまたいつ中国に入るかわからないわけで、入国地点に銀行がないこともよくあることなので、まぁこのくらいは持っておくというのがこの際大人の分別というやつかと。3分前にのたまったことなどすぐに忘れる。忘れるから旅が続く(笑)。
さて、元からドンに換えたわけだが、私は昔から算数が得意ではなく、両替レシートを穴が開くほど見つめても、果たしていったい1ドンがいくらなのか、あるいは1円は何ドンなのか、わからない。これがわからなければ物価も何も・・・。両替担当のお兄さんに、「ところで、フォーは1杯いかほどですか」と聞いてみた。「え、これから朝食?」「はぁ、まぁ、そんなとこで」「それなら前の路地を行ったところの店がいいよ、1杯2万ドンだよ」
とのこと。2万ドンか・・・・・・。2万ドン、2万ドン、と。あちこちの物価から考えて、2万ドンが1ドルくらい、ってことかな。お礼を言ってその店に行き、牛肉フォーを食べた。たしかに2万ドン、前払い。テーブルにライムの切ったのが皿に入れて置いてあり、「あー、東南アジアに戻ったんだなぁ」とうれしかった。


b0033537_14164119.jpgバス駅までは変な電気自動車みたいなやつで。早速ぼられた。駅には切符売り場もあるが、買おうとすると「バスの中で買え」とのこと。時刻表には値段も書いてあり、私が行くバクハへは、それによると3万5千ドンだ。しかし運転手に聞くと5万ドンだと言う。出たよ、始まったよ、ベトナムが・・・・・・。
14年間ベトナムに来なかったのは、それこそありとあらゆる場所で足元を見られ、ぼられ、天文学的な数字を吹っかけられ、ほとほと嫌になったからだった。世界で唯一アメリカに負けなかった国、ベトナム。それがなぜだかが、実感できたような気がした。とにかくしたたかで、しつこくて、恥知らず、だったのだ。
また同じことの繰り返しになるのだろうか・・・?


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バス駅構内にいるバス。トラックも何台もいたが、全部が韓国製だった。ベトナムと韓国は、何か特別な関係にあるのだろうか。


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私の乗るバスに、不届きにもオートバイを積載しようとしているやつら。


b0033537_14272110.jpg隣に停まっていたバスに乗っていたかわいい少年。お姉ちゃんもいたのだけど、恥ずかしがって逃げられた。


b0033537_1428890.jpg必死に計算を重ね、ようやく導き出した答えがこれだ。1万ドンは53円。さっきのフォーは106円。うーん、高い、かな・・・。約35バーツと考えると、高い? 安い? 何日かはこの暗ちょこを見ながら、消えたら書き直して、旅は進む。

頭脳線がないですね、とか、生命線が・・・、とかの話はなしね。


b0033537_1430289.jpg発車前のバス。既に後方は荷物で満杯になっている。こんなに荷物が載っているバスを、久々に見た。


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バスは定刻10分遅れで出発。ほっ、まぁこの程度の遅れなら・・・。と思った私が甘かった。
バスは確かにバス駅は出た。しかし、ラオカイの町の中を走り回り、荷物を集め始めたのだ。集荷トラックなのである。あちこちで載せる載せる。いったいこの車の積載重量は・・・、などと考えたらいけない。考えたら怖くてバスになぞ乗れない。


b0033537_1433756.jpgいい加減に走り出せと思うのだが、この必死のおっちゃんを見ると、しょうがないなと思えてくる。ミカンが山盛り入った巨大カゴを、頭で屋根に押し上げようとするおっちゃん。


b0033537_14343679.jpgこれはラオカイから1時間ほど走ったあたりで、荷物と共に乗り込もうとしているモン族の皆さん。


b0033537_14351469.jpgこちらもすごい荷物の量だ。明日のマーケットで売る商品なのだろう。


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バスの中でもう席がなく、通路に積んだ荷物の上にちょこなんと座るモン族の方。
実は席はまだあったのだが、性格悪そうなベトナム人のばばぁが自分のバッグを隣の席に置き、絶対にどかそうとしないし、皆がそこを見ると「後ろへ行きやがれ」と言い放つのだ。ベトナムでも、やっぱり少数民族はダメなのか・・・・・・。


結局、バスは5万ドンだった。たまたま一緒に乗ったチェコからのカップルが、「5万ドンだって言われてるけど、あなたも?」と話しかけてきて、「うん、そう聞いてる。駅には3万5千って書いてあったけど」と言うと、「あぁ、ベトナムだからねぇ」と笑っていた。彼らはサパから来たそうだ。発車後に助手がお金を集めにきたのだが、ほかのベトナム人からも5万ドン取っていたので、しゃあないかと出した。後でわかったのだが、5万ドン出すともう少し先まで行けたらしいけど、まぁいいか。
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by himalaya3 | 2009-06-22 14:55 | 2009ラオ・中国・ベトナム
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